【訪問介護の仕切り役・サービス提供責任者について知ろう】
【訪問介護の仕切り役・サービス提供責任者について知ろう】
サービス提供責任者と言う言葉を初めて聞いて、ピンと来る人はまずいないと思います。
ではどんな役割を担う責任者に対しての呼称なのでしょうか?
この説明をする前に、まず訪問介護とは何かということから説明する必要があります。
介護保険が適用される居宅サービスの1つである訪問介護は、訪問介護事業所のヘルパーが利用者(被介護者)宅を訪問し、
身体の介護や生活の援助を中心とした手助けを行う、利用者へのサポートサービスのことです。
実は、サービス提供責任者とは、この訪問介護において、
そのサービス内容の取りまとめや、被介護者や家族とヘルパーとの橋渡し役、介護計画などの見直し等を行う責任者なのです。
その内容を具体的に見ていきます。
サービス提供責任者は、まず訪問介護を希望する利用者やその家族の元を訪れ、
必要なサービス内容を確認し、それについての合意をとりつけます。
この段階でしっかりと利用希望者や家族と話し合う必要があります。
次の段階で、ケアマネージャーが立てたプランを元にし、
訪問介護計画書という、詳細な訪問介護の内容を記す計画書を作成します。
訪問介護をするヘルパーなどもこの段階で決定されます。
実際に訪問介護が始まれば、予想しなかった問題などが発生します。
この状況に対応するため、ヘルパーと利用者を中心としたサービス提供先との橋渡し役や、
サービス内容の評価、計画の見直しなども必要になってきます。
以上が基本的なサービス提供責任者の業務内容となります。
このような役回りを演じるサービス提供責任者とは、いわば訪問介護における「仕切り役」と言って良いのではないでしょうか。