書類の書き方・面接においての間違いやすい用語集
書類の書き方・面接においての間違いやすい用語集
面接時や履歴書・職務経歴書などを書くにあたり、間違いやすい用語というものが存在しています。
それだけで転職の合否が決まるわけではないにせよ、そのようなミスも相手はチェックしていますので、出来る限り正確に理解したいものです。
◯敬語のミス
よくあるのが、二重敬語です。例えば、よく間違いの例として挙げられる「拝見させていただきました」は、「拝見」自体が謙譲語であり、「させていただく」も謙譲語ですので、間違いということになります。
同様に、「拝見致しました」も、「致す」自体が「する」の謙譲語ですから、こちらも二重敬語となってしまいます。
ここはシンプルに「拝見しました」で足ります。
逆に、敬語らしい言い回しながら、全く敬語になっていないのが、「了解致しました」です。「致す」は確かに謙譲語ですが、了解という言葉自体が、一般的に「目上」の人が「目下」の人、もしくは同輩に使う言葉とされているので、例え「致しました」を付けても、敬語として機能しないというわけです。
この場合には、「承知しました」が適切な表現となります。
他にも、「よろしかったでしょうか」も、間違いやすい例です。過去形ではなく、「よろしいでしょうか」、「よろしいですか」が正しい表現となります。
◯相手の会社名等の表記
面接などで、相手企業などを「御社」と呼ぶことはよく知られていますが、書類に記入する場合には、御社ではなく「貴社」が正しい表記です。
御社は、あくまで直接相手と会話している際に用いましょう。
尚、介護業界への転職ですから、相手が企業ではなく、「社会福祉法人」だったり「医療法人」であることも多々あります。
この場合、表記上は「御社」ではなく、「貴法人」とすることで代用します。当然、面接などでは「御法人」となります。
◯相手担当者などの「役職」や「様」の表記
相手先の社長や役員、部長や課長、係長などの役職名は、それ自体が敬称ですので、「部長様」や「課長様」は二重敬語的な表記となり、適当ではないということになります。
但し、~部長 ◯◯様 のような、役職名の後に名前を付ける場合には、「様」を付けるのが常識となっています。
以上、書類の書き方・面接においての間違いやすい用語集です。
いかがでしたでしょうか?
次回は書類郵送時の注意点について、お伝えしたいと思います!