仕事のお金基礎知識~保険編①~
仕事のお金基礎知識~保険編①~
前回は税金に関するお話をお伝えしましたが、退職後は社会保険の手続きも必要になってきます。
社会保険にもいくつか種類がありますので、2回に分けてそれぞれの保険についてお伝えしていきます。
◯健康保険
健康保険は、重要な社会保険の代表格です。
病気になったときに、健康保険がないと医療費や治療費を全額負担することになってしまいます。
介護業界では、基本的に介護事業者指定が法人である必要があるため、
社会保険(一般的には「健康保険組合」や「協会けんぽ」の健康保険と厚生年金のこと)が完備されています。
よって、就職・転職した時点で、健保組合の健康保険に自動的に加入することになります。
負担割合は雇用主と本人が50%ずつになります。
ただ、退職から介護業界への転職までに離職期間がある場合には、問題が発生します。
前職で職場の健康保険組合に加入していた場合、原則的には退職時に健康保険証を返却し、その資格を失います。
その場合、国民健康保険(いわゆる国保)に切り替えて加入するか、被扶養家族として、家族の健保に加入する必要があります。
退職から14日以内に役所や役場へ行き、手続きをしましょう。
但し、2ヶ月以上健保組合や協会けんぽに加入していた場合、希望すれば、前の職場で加入していた健康保険に、
そのまま継続して加入出来る「任意継続制度」があります。
退職の翌日から20日以内に、申請する必要があります。在職中と変わらない負担額でほぼ同じサービスを受けられます。
いかがでしたでしょうか?
次回も引き続き、保険についてお伝えしていきます!