仕事のお金基礎知識~保険編②~

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仕事のお金基礎知識~保険編②~

前回に引き続き、保険に関するお金の基礎知識についてお伝えしていきます。

 

◯公的年金

介護業界に就職・転職した時点で、自動的に厚生年金に加入することになります。

転職するために退職した場合、前職での厚生年金から離脱し、国民年金へ移行します。

退職から14日以内に役所や役場へ行き、手続きをしましょう。

 

また、離職期間中は国民年金保険料が免除される制度がありますので、転職先が決まるまでの間利用してもいいかもしれません。

尚、健康保険や厚生年金は、雇用形態がアルバイト・パートであっても、

正社員の4分の3以上の勤務時間・日数及び2ヶ月間以上の勤務実態があれば、雇用主は加入させる義務があります。

 

◯雇用保険

加入者が自主的に退職したり、失業して経済的苦境に陥らないよう、失業手当などを給付して再就職を支援するものです。

在職中の負担額は、雇用主側と加入者が50%ずつの負担になります。

転職のために、自主的に退職した場合でも失業手当や職業教育のための給付金が出ますので、積極的に利用しましょう。

アルバイトやパートでも、一週間の労働契約時間が20時間以上で、31日以上引き続き雇用されることが見込まれる場合、加入する必要があります。

 

◯労災保険

仕事中、或いは仕事が原因の怪我や病気に対し、治療費や働けないことによる経済的損失に対して給付金が出る保険です。

死亡した場合、遺族に遺族年金が支払われることになります。

適切な通勤経路での事故なども補償されます。ほぼ全ての事業所が加入する必要があり、アルバイトやパートも対象となります。

また、労災保険の保険料は雇用主(正確には事業主)が全額負担します。

労災の被害を受けた場合、労働基準監督署に請求書を提出したり、指定医療機関に請求書を提出することで、給付を受け取ることが出来ます。

 

 

前回・今回と保険についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

退職後に必要な手続き等もありますので、退職前・後の必要事項はきちんと把握しておくようにしましょう!

 

次回は「失業手当とは」についてお伝えします、よろしくお願いします。

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