介護の資格~実務者研修~
介護の資格~実務者研修~
今回は実務者研修資格についてお話したいと思います。
実務者研修とは2012年4月より始まり、基本的な介護能力を高め「介護福祉士」国家試験受験のために、基本知識・技術を学ぶための研修と位置づけられています。
2013年4月に制度が変更され、「ホームヘルパー1級」から名称変更されました。
【受講条件】
実務者研修は年齢、学歴、必要資格、実務経験など、受講する上での条件はありません。
そのため450時間のカリキュラムを修了すれば取得することができます。
しかしある程度の介護の知識を有する事を前提として進められて行くため、受講内容が少々難しいと感じるかもしれません。
不安な方は先に「介護職員初任者研修」の取得をすることをおすすめします。
また、実務者研修では初任者研修のように修了試験の実施が義務化されてはいませんが、スクールによっては学習内容を確認する意味合いで試験を行っているケースもあります。
【内容】
「介護職員初任者研修」で受講する130時間を含めた450時間の研修となっており、実務経験のみでは修得できない知識・技術を中心に構成されています。
これまで実地で行ってきたことを振り返り、理論づけができているか、手順は本当に正しいのかなど、自分の技術を確認し高めることができます。
認知症についての学術的な知識や、認知症の方の理解なども十分に学べます。
重複する内容があるので「介護職員初任者研修」、かつての「ホームヘルパー1・2・3級」、「介護職員基礎研修」の修了者は、それぞれ受講科目が一部免除になります。
「介護職員初任者研修」と比べると受講時間が長く、そのほとんどが自宅学習となっています。
【メリット】
①国家資格「介護福祉士」の受験資格が得られる
介護福祉士の国家試験を受験する場合、必須条件として介護の実務経験3年以上に加えて実務者研修修了が義務付けられました。
なので、この実務者研修を修了しないと国家試験を受験することができなくなっています。
②サービス提供責任者になれる
訪問介護事業所には必ず「サービス提供責任者」を配置しなければなりません。
「サービス提供責任者」とは介護サービス利用者とケアマネジャーや介護職員との連絡・調整などのコーディネートを行う仕事です。
実務者研修修了者は、実務経験期間に関係なくサービス提供責任者になることができるため給与や待遇の改善が望めます。
③たん吸引や経管栄養の基礎知識が身につく
原則として医師や看護師のみにしか認められていなかった医療的ケアである「たん吸引」や胃ろうなどの「経管栄養」の基礎知識を学ぶことができます。
実務者研修修了者が指定事業所内での実地研修を受けることにより、介護職員であっても処置ができるようになります。
また喀痰吸引等研修の基本研修も免除されます。
450時間の受講は簡単ではありませんが、現任ヘルパーが働きながら受講しやすいよう、通信教育の活用、身近な地域での受講、数年かけて研修を修了できるための環境整備等の配慮があります。
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