【面接のコツ①】早期退職の理由を聞かれたら
【面接のコツ①】早期退職の理由を聞かれたら
転職をしようとする時、転職希望者が面接で質問される内容としては、幾つか考えられます。その中でも、まずは前職の「早期退職理由」が、その質問の筆頭候補として挙げられるのではないでしょうか。
この質問を、転職希望者に対して面接担当者がした場合、その狙いとしては以下のことを、採用前に確認しておきたいからと考えられます。
◯ストレスへの耐性
介護業界は、仕事内容も大変な上、被介護者や同僚など、人間関係でもストレスの掛かる職場と言えますから、体力・忍耐力のある人でないと長くは勤まりません。
その点で、退職理由が「ストレスからの単純な逃避」や「人間関係の煩わしさ」と見なされると、採用選考に当たっての大きなマイナス要因となってしまいます。
◯同じような理由で再び辞めるようなことはないか
上記以外の退職理由であっても、介護業界でもよくあるようなものであれば、「すぐに辞める可能性が高い」と思われてしまいます。
◯退職理由が介護業界への志望動機にどう繋がるか(異業界からの転職の場合)
前職の退職理由と介護業界への転職志望動機の間に、全く関連性が見当たらない場合にも、「場当たり的な志望動機」と見なされて、「長く続かない」と思われてしまう可能性があります。
退職理由が、介護の世界に足を踏み入れたいと希望する「きっかけ」になったと言う流れを、なるべく作っておくべきでしょう。
以上のように、「問題点」と見なされるようなことは、出来るだけ言わない方が良いと言えます。
ただ、介護業界に夢を見ているような志望動機を元に前職を退職したような形も、現実を前に「夢破れて」、すぐに辞めるように思われてしまう可能性もあるため、余りに美辞麗句を並べ立てるのも考えものです。
前の職場の悪口だけにならないように注意しながら、ある程度事実を織り交ぜ、その上で、どう積極的に転職する気になったかというストーリーを、事前に用意しておくことが重要と言えます。