【面接のコツ⑥】聞きにくい質問の上手な聞き方
【面接のコツ⑥】聞きにくい質問の上手な聞き方
面接の際に、面接を受ける側から、逆に面接担当者に質問する場が与えられることがあります。
基本的に面接の最後が多いかと思います。
しかし聞きたいことは、同時に、得てしてなかなか聞きにくいことでもある場合が多かったりするものです。
具体的には、給与関係や残業時間などの待遇面、労働条件面、職場の雰囲気などが挙げられるでしょう。
面接の場で、いきなりこういう質問をすれば、自分のことしか考えない人物として、
否定的な印象を与える場合があるのも事実ですから、触れない方が良いとする向きもあります。
ただ、条件面がよくわからないままで採用された場合、トラブル等の元となりやすく、
最終的にそれが原因で辞めてしまうのであれば、本末転倒と言えます。
やはり、どうしても聞いておくべきことは聞くべきなのです。
そう言った、聞きにくい質問については、基本的に以下の点を抑えておきましょう。
◯相手の条件に合わせる形を作った上で質問する。意欲を見せた上で質問する
自分の都合だけ主張すれば、面接担当者に否定的な見方をされるのは当然です。
それに対し、先に相手の側に合わせた上で質問したり、意欲を見せてから質問するという手もあります。
具体例としては、残業を断れるかどうか確認する時に、
「残業は基本的に問題ありませんが、どうしても済まさなくてはならない用事がある時は、代わっていただけるでしょうか?」
などのような形で聞くというものです。
◯自分の話ではなく、既に職場に居る人の話として聞き出す
自分についてではなく、職場の先輩などがどういう勤務状態なのかと言った形で聞き出すものです。
聞いている内容は同じでも、ワンクッション置く形になりますので、多少は聞きやすくなるでしょう。
例えば、
「勤務3年目の方達は、おおよそどの程度のお給料をもらっているのでしょうか?」
というようにして聞けば、給与がどの程度か推測出来ると同時に、
ある程度は継続して勤務する覚悟があるなと印象付けることも可能でしょう。
◯別の話に置き換える
本質的には一緒ですが、別の聞きやすい話題に置き換えてしまうというやり方です。
例えば、介護職は離職率も高い職業ですが、それをストレートに聞かずに、
「職場の方は、皆さん経験豊富な方が多いのでしょうか? 仕事に慣れるまで不安ですので」
と聞けば、大体の雰囲気は掴めるはずです。
以上のように、重要なのは、自分が面接担当者となった場合、聞かれてもそれほど気分を害さない形を意識して聞くことです。
それが出来れば、それほどマイナスイメージを与えずに済むと思われます。